2013年11月22日金曜日

Metallicaは新しいエンタメを創造した?!

まだ2本しか記事をアップしてないのに、早速、週1回更新という目標を破ってしまった私デス。
・・・けーっ、いいもん、マイペースでも続けることが大事なんだから!

というわけで、かれこれ10日以上前、11/8に吉祥寺バウスシアターで行われた爆音収穫祭で観て以来、書こう書こうと思い続けてきた映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』について書きたいと思います。


そう、今日11/22は一般公開日だからね。
まぁ、私はもう2回も観てますけどね(ドヤ顔でw)
1回目が爆音収穫祭@吉祥寺バウスシアター、2回目はIMAX3Dプレミア試写会@川崎109シネマズです。

先に軽く私とMetallicaの関係について断って(?)おくと、1993年に初めて体験したメタルのライヴがMetallica、2004年に初めて海外で観たライヴもMetallicaなので、彼らは私にとって原点というか、自分のメタル・ヒストリーを語る上で欠かすことのできない存在なのであります。

「あそこまで売れちゃうと、もうメタルじゃないじゃん」とか、「もう演奏ヨレヨレじゃん」とか、メタラーの間でも色々言われていたりする彼らではありますが、わたし的には「腐っても鯛」というか、ずっと殿上人のような、絶対的な存在であり続けているわけです。

なので、来日したらライヴは必ず観に行くし(さすがに全公演制覇はしてないけど)、彼らの3D映画が公開となれば、いち早く観に行くぐらいには、Metallicaファンな自分から見た映画の感想です。極力、冷静に書こうと思いますが。。。

映画についての概要は、こんな記事とか、あんな記事を読んでいただければ良いかと思うので、とりあえず予告編貼っておきましょうか。


ハイ、簡単に言うと、映画はこの映像を1時間半に拡大した感じ、デス。
そう、壮大なミュージック・ビデオと言っても過言ではありません。
何でも『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』に影響を受けたとかで、基本はMetallicaのライヴ・シーンを満喫してもらうための映画。
自分的には『ターミネーター2』の頃のエドワード・ファーロングをちょっと思い出したりなんかするデイン・デハーン君は、本当にオマケです。

血!炎!闘!死!みたいな、メタルのライヴ・シーンから容易に連想できそうなイメージをこれでもかと畳みかけてくる感じは、何ともアメリカ的というか、ちょっと失笑というか、、、まぁ、ストーリーなんて無くたってイイんですよ、Metallicaがカッコよく見えれば!聞こえれば!ってことで、割り切りましょうw

しつこいようですが、見どころはライヴ・シーンです。
私は彼らのラウンド・ステージと呼ばれる、360度仕様のステージセットを海外で数回観ているのですが(日本には、まだ一度も持って来れていないのが残念で仕方ない・・・)、あの、目の前にメンバーが来たときの高揚感、レーザー光線の見え方、目の前でパイロや炎がガンガン上がる感じなど、IMAXでは本当にリアルで、何度か当時の想い出がフラッシュバックしてきました。(↓こんな感じ。)


IMAXで映画を観るのは『アバター』以来、2回目でしたが、全体を俯瞰しているような浮遊感が味わえるのが独特の体験だと感じます。
吉祥寺バウスも3D上映だったのですが、座席の配置が平坦なせいか、あまり3Dの奥行きは感じられなかった気がします。
ただ、こちらはやはり「爆音」が売りなだけあって、ライヴ仕様のスピーカーからの音出しだったのが本当に素晴らしかった。映像よりも音の臨場感に持っていかれた感じですね。
初めて観る新鮮さも手伝って、身体が自然と動き出す感じは圧倒的にバウスの勝ち。
IMAXは、正直、ブートを聴いてるみたいだった(苦笑)ところどころ音は割れるわ、ギターソロのヨレ感が目立つわ・・・^^;

爆音+IMAX+スタンディングで観れたら、もう言うことなしなんですが、、、まぁ、無理ですねw
ただ、この手のライヴ映画は、疑似体験が目的なはずなので、だったら本当のライヴ会場さながらに楽しめた方が良いと思うんですが。
日本人、シャイなので、手拍子とか拳を突き上げるとか歓声を上げるとか、なかなかできないんですよね、映画館だと・・・

ちょうど同時期にMuseが映画館で4K上映なんていうのをやっていたようですが、こちらはどうだったんでしょうね。やっぱり観客はおとなしかったんでしょうか。

最近では、映画監督もネタが尽きてきたのか、音楽系ドキュメンタリー映画は以前よりも増加傾向にあるし、映画館も新しいネタが欲しいのか、DVD発売記念上映なんていう企画も増えてきたような気がします。

自分は昔から映画も大好きなので、映画館でライヴ映像が観れるようになること自体は大歓迎なのですが、先にも述べた通り、映像の進化と音の進化がバラバラになってしまっている感じなのは残念なことだなと。
今日、ちょうどこんな記事も見かけましたが、こちらは音だけ進化版、のようだし。

・・・本題に戻ると、Metallicaのこの映画は、間違いなくこれからの音楽映画3Dブームの火付け役になるだろうなと私は踏んでいます。
かなり黎明期からオフィシャル・ブートレッグを自分のサイトで売ってみたり(livemetallica.com)、独自のiPhoneアプリゲーム(Tap Tap Metallica)を作ってみたり、何気に彼らのマネージャーは先見の明があることで有名ですね。

今回のサントラも自分達のレーベルBlackenedから出ているし(これについては改めて別の記事で書きたいと思ってる)、ホント資金のあるバンドは更に商売上手になって、どんどん儲かるようになってるんだなぁ、KISSしかり・・・とか思うわけです。

これだけ視覚・聴覚で再現度が高まってくると、次は「パイロの熱さが伝わってくる!」とか、「火薬くさい!マリファナくさい!」みたいな触覚・嗅覚を再現する方向にいきそうですね。
メンバーにタッチ!」も、いずれヴァーチャル体験できるようになったり、、、するんでしょうか。
色んな意味で、楽しみです。笑。


※12/1追記
一般公開後初、実質3回目の鑑賞、今度は木場の109シネマズに行ってみました。
同じIMAXでも、川崎では座席を選べなかったので、今回はできるだけ前方の席で迫力を味わってみることにしました。
(スタッフの方に聞いたところ、スクリーンを見上げる形になる位置には座席を設置していないが、G列よりも前に行くと酔う可能性アリとのことで、G列のやや左寄りの位置に決定。)

結論から言うと、これまで観た中では、ベスト。
IMAXならではの没入感(アトラクションの中にいるような体験)をバッチリ味わえたし、音のバランスもちょうど良かった。
まぁ、同じ映画でも、これだけ劇場および座席の位置によってイメージ変わるもんなんですね!
この記事を書いた後、関東地方にあるIMAXシアターについて色々調べてみましたが、現時点で、最もスクリーンの大きい劇場は成田とのこと。気になります。

そしてこんな記事も発見。
銃撃!硝煙のにおいが… 「4D」映画館、北九州に登場
やっぱり予想通り、「におい」、きましたね~!笑。

こちらはメタルではないですが、「ライブスタイル上映」なんていうのもあるんですねー!
11/30(土)『佐野元春 FILM NO DAMAGE』ライブスタイル上映開催
上映中のスタンディング、歓声等をOKとする上映です。通常よりかなりヴォリュームをあげて上映します」とのこと。
・・・これ、Metallicaでもやらないんですかねぇ?

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